ラミクタールとカルバマゼピンの併用について

ラミクタールとカルバマゼピンはどちらも同じく、主にてんかんの治療に用いられる薬です。
しかも、両者はいずれもナトリウムチャネル阻害薬という、同じタイプの薬です。
どのようにして効果を発揮するのかというと、てんかん発作の起きる原因にあります。
てんかん発作は、脳神経のうちでも興奮性の神経の過活動が一因です。
神経が活動し過ぎるため、異常な興奮状態となり、発作が起きるわけです。
この興奮性の神経の活動は、神経細胞の中にナトリウムイオンが入ってくることから始まります。
それにより神経が活動を開始し、次の神経へとそれを伝えていく仕組みが動き出すわけです。
ラミクタールもカルバマゼピンも、このナトリウムイオンが神経細胞内に入るのをブロックする働きがあります。
これにより興奮性の神経が過剰に活動することがなくなり、てんかん発作が抑えられるという流れです。
ふつう、同じタイプの薬が併用されることはあまりありません。作用点が共通なために、いわばただ単に二つの薬でその作用点の取り合いになってしまうだけで、複合的な効果が期待できることがあまりないからです。
ただし、全く無いわけではなく、場合によっては医師の判断で併用されるかもしれません。その場合には注意が必要です。
カルバマゼピンが、ラミクタールの代謝を促進する働きを持っているのです。
この理由はよくわかっていませんが、結果としてラミクタールが体内からどんどん代謝されて、早く無くなっていってしまうことが分かっています。
ですから、もし併用する場合は、ラミクタールを通常量よりも多く服用しないと効果が期待できません。
ちなみに、カルバマゼピンのほうはとくにラミクタールから影響を受けることはありません。

ラミクタール服用中の低用量ピル

てんかんやうつ症状の治療に用いられているラミクタール。
非常に効果の高い薬ですが、体質や既往症によっては身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
ですから妊婦や授乳中の人、高齢者などが服用する場合は、必ず医師の指示を仰ぐことが必要です。
また他の薬との飲み合わせによっても、それぞれの薬の作用に重大な影響を及ぼす可能性があります。
ラミクタールを服用している時に他の薬を服用する場合は、その旨を医師に伝えて相談しなければいけません。
低用量ピルは妊娠の防止や生理不順の改善などに効果を発揮する薬ですが、じつはこの薬もラミクタールとの併用は避けたほうがいいとされています。
これはお互いの薬の持つ効果がそれぞれの薬効に悪影響を与えてしまうからです。つまり簡単にいえば、それぞれの薬が効きにくくなってしまうということなのです。
生理不順や月経困難症などの治療に低用量ピルを用いる場合はもちろん、避妊目的で低用量ピルを服用している人にとっては、ラミクタールを服用することによりその効果が薄くなってしまうのは大問題です。
望んでいない妊娠につながってしまう可能性もありますので、ラミクタールもしくは低用量ピルのどちらかの服用を諦めたほうがいいでしょう。
どちらの服用をやめるかについては、それぞれの症状の度合いや治療の優先順位が関係してきますので、医師に相談したほうがいいでしょう。
なおここではラミクタールと低用量ピルの関係について述べてきましたが、ラミクタール以外の抗てんかん薬の中にも低用量ピルとの併用でお互いの効果を薄めてしまうものがたくさんあります。
妊娠を避けたい人は自己判断で薬を服用しないで、きちんと医師の診断を仰ぐことが大切です。

ラミクタールが効かなかったらどうすればいい?

ラミクタールとは、てんかんの発作を予防する効果がある薬です。
脳の興奮を抑えてくれ、てんかんの発作を起こりにくくしてくれる作用があります。
またそれだけでなく、躁鬱病の症状の再発を抑えて平穏な状態を保つ効果もあると言われています。
このお薬はさまざまなタイプのてんかんに効果が認められています。
難治性と言われている、レノックス・ガストー症候群への効果も認められ、注目されているお薬です。
ラミクタールは、子供にも使う事が出来るお薬で、成人よりも含有量を減らした子供に適した量のお薬も存在しています。
小児に起こると言われている、ローランドてんかんにも有効だと言われています。
このラミクタールは単独で治療する単剤療法と、他の抗てんかん薬との併用をする併用療法とがあります。
このように大変有益なお薬ではありますが、また他の薬と同じように副作用も存在します。
特に発疹などの皮膚障害として現れる事があり、重篤な症状へと繋がってしまう場合もあるので、服用する場合には注意が必要となります。
通常はそれを避けるため、少しずつ増薬するのが普通です。
特に肝臓の調子が悪い人にとっては、お薬の排泄が滞りがちな事があるので注意する必要があります。
発作を抑える効果がある量にも個人差があり様々なので、その人に合った量を少しずつ主治医と共に探るべきでしょう
また、さまざまなタイプのてんかんに効果的なラミクタールですが、お薬との相性によっては効果があまり現れないなどの個人差もあるようです。
その場合には薬を増薬して様子を見たり、他の薬との併用を試してみたり、効果が無いようならば他の薬を試すなどの方法があります。
しかし、ラミクタールは使用法や用量を守って使えばとても多くのてんかん患者に有効な薬で、多くの人がこの薬の恩恵を受けています。

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