ラミクタールによる女性に起こる脳萎縮とは

脳の病気は現代社会において非常に解決することが難しい病気の一つで、てんかんや双極性障害など外見には症状の現れないことから、病気に罹っていても見た目にはわからないという特徴があります。てんかんは脳の神経が過剰に興奮してしまい、意識障害やけいれん発作を繰り返す病気です。車の運転中にてんかんの発作が出てしまい、登校中の児童の列に突っ込むという痛ましい事故があったのをご存じの方も多いことと思います。基本的にその症状は正しく薬を服用することで抑えることができます。また、双極性障害とは躁状態と鬱状態を繰り返す病気で、脳の神経が過剰に信号を送ってしまうことが原因です。そのため、これらの病気では神経の興奮を抑える作用の薬を服用することで、病気の症状が出ないようにするのが一般的です。

てんかんなどの脳の病気では、脳萎縮が起こることでその症状が出る場合があります。脳萎縮とは文字通り脳が委縮してしまうことですが、生理的に女性は妊娠を境に脳が5%ほど萎縮することが知られており、正常な人にも起こるものです。ただ、その萎縮した部位により脳が過剰に興奮状態になったり、記憶力が低下したり、落ち込んだり、逆に気分が異常に高揚したりし、これが病気としてあらわれてしまうのです。

その際に治療に用いられる薬にラミクタールという薬があります。これはもともとてんかんに対する治療薬として用いられてきましたが、精神安定効果もあったため双極性障害の方に対しても用いられるようになった薬です。脳に作用しますが、あくまで神経の興奮状態を抑えるために用います。脳に作用する薬であるためその副作用には十分な注意が必要です。薬によってはその人に合わない場合もありますし、適正な量でなければ悪影響が出ることもあり、それがさらなる脳萎縮につながる危険性も指摘されています。

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