ラミクタールとゾニサミド・ケトン食療法とは?

てんかんは、脳内の電気信号のリズムが狂っておこる脳の病気です。
興奮のシグナルにはプラスの電荷を帯びたNa+、Ca2+、抑制のシグナルにはマイナスの電荷を帯びたCl-があります。
てんかん予防に使われる薬には、ラミクタールやゾニサミドなどがあります。
ラミクタールは、興奮のシグナルであるNa+が細胞内に流入するのを防ぐ作用があります。これにより興奮を抑えて、てんかん発作を予防します。
通常、細胞内はマイナスの電荷を帯びた状態なのですが、ここにNa+などのプラスの電荷を帯びたイオンが入ってくると、細胞内がマイナスからプラスに傾いて興奮状態になります。これを防ぐためにラミクタールが使われます。
一方、ゾニサミドの詳しい作用機序は明らかにされていません。わかっているのは「てんかん発作が広まっていく過程を遮ること」「てんかん発作を起こす部分を抑制すること」だけです。
てんかん発作が起こるときには、脳に電気的な嵐が生じている状態と形容されます。この嵐が広まっていく状態を食い止めることでてんかんを軽減、または予防できることから、ゾニサミドが使われます。
さらに、てんかんが起こる最初のきっかけ(てんかん焦点)からの電気発射を抑えることで発作を食い止めます。
薬による治療以外には、ケトン食療法というものが考案されています。
最近ダイエットでも話題となっている、低炭水化物ダイエットの理論を使った治療方法です。糖質を抑えて脂質中心にした食事を摂ることで、脂肪が分解されてできるケトン体を体内に増やします。ケトン体には抗てんかん作用があるとされており、抗てんかん薬やACHT(ホルモン療法)では発作を抑えることができない、難治性のてんかんへのひとつのアプローチ方法となっています。

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